「電源」プロフェッショナルの西田さんに電源愛についてお聞きしてみたら、想像以上の奥深さを体感した。


今回はエレキグループのインタビューリレーvol.2!

FPGA領域のプロフェッショナル河野さんに引き続き、
今回は社内一の「電源プロフェッショナル」である西田さんにインタビューさせていただきました。

*河野さんの記事はこちら!

電源の奥深さに魅了され、様々な実績を持つ西田さん。
電源愛を存分に語っていただきました!

-西田さんのご経歴を教えてください!

「就職率100%!」という謳い文句にのせられて、高等専門学校に入学しました。
電子制御工学科(メカトロ)に在籍するも学生時代は遊びまわっていたので、成績自体は中の下くらい。(笑)
卒業後、KYOSOテクノロジに入社したという流れです。

-なるほど!(笑)

なぜ就職率100%の高等専門学校へ入学されたんですか?

もともと、早く社会に出てお金を稼ぎたいと思っていたんです。
で、あるならば何かしらの専門職に就く必要があるのではないかと考えて。

ただ、最初からモノづくりをしたいという動機ではなく、
電子制御工学科でITに触れる機会が多かったので、
なんとなくモノづくりの業界を見るようになったんです。

-その後KYOSOテクノロジへ新卒入社されたと。
他の業界も検討されていたんですか?

そうですね、総合電機メーカーなども検討していましたね。
あとテレビなどの中継車に興味があったので、民放(NHK)の選考を受けていたりしてましたね。

-そんな中、KYOSOテクノロジへ入社を決められた理由はなんだったんですか?

メーカーでは携われる領域も製品もある一定決まっている。
ただ、KYOSOテクノロジはいろいろな領域の製品に携われるんだろうなと思ったことですね。


関われる分野と領域が広く深い。そこに惹かれて入社を決めました。

-KYOSOテクノロジに入社後はどんなことをされていたんですか?

入社してから、電子エンジニアとしてアートワーク分野を担当していました。
派遣部門に配属となり、都心部のお客様をはじめ地方のお客様先にも常駐しながら開発者として携わっていました。

その後は、本社に戻り開発部門として受託案件に携わったり、
九州のお客様からご指名を受けて単身で行ったり。(笑)
今は、1月に本社に戻ってきてまた開発部門として受託開発を担当しています。

-九州までですか!
その頃から電源の案件が多かったんですか?

そうです。
アナログ設計(回路設計)の中でも、私は電源に関わることが多かったんです。
産業用電源や、他にもデジタル回路分野であるPLC、産業用PCなどなど。

-電源に関わることが多かったのはどんな理由だったんですか?

ソフトに関わる分野に苦手意識を持っていたんです。(笑)
自分の好きを追求すると、アナログ設計開発の中でも「電源」に行き着いたんですよ。

業界用語で言う、ACからDCの領域を担当することが多いですね。
回路などのハードはネットで売っていたり、設計方法などを手軽に知ることができますが、
それだけではちゃんとした電源は作れないんです。

-なるほど。
なぜ西田さんはこれほどまで電源を追求されているんですか?

うーん。
電源ってこの世からなくならないじゃないですか?
回路自体はシンプルなんですが、そこに詰まっているノウハウは複雑に絡み合っている。

スイッチングのノイズ調整やトランスの巻き方など微妙な技術によって特性が変わります。
カット&トライはいわば職人芸といっても過言ではない。

それが逆に面白いんです。
理論的な設計計算だけではうまくいかないことが多くあるのが電源の領域なんです。

この業界にいると、電源を敬遠される方って結構多いんです。(笑)
複雑だと…。

-そう言えばあまり電源分野のプロフェッショナルにお会いしたことがないです。。。

でも突き詰めていくと奥深いしおもしろいんですよね。
引き続き変り者として電源設計の技術を突き詰めていきたいですね。(笑)

-本当に電源愛がすごいですね。(笑)

ある時、ふと考えたんです。
なぜ電源にだけケーブル(コード)があるんだろうと。
これだけテクノロジーが発達しているのに、無線給電ができないのはなんでなんだろうと。
しかも世界を見渡してもないんです。
そんなことをどうやったらできるんだろうか?といつも考えていたりします。(笑)

-電源に関する開発で苦労されることってどんなことですか?

当たり前なんですが、燃えてはいけないし、感電してはいけない。
誤操作なんてもってのほか。
あと国によって規格が全然違う。

そのため、ものすごく専門性を問われますし、
機密事項なのでメーカー様はじめあまり外部に依頼しないんです。

いわば心臓部分とも言うべきものなので、
仮に外部に依頼するとなると信頼と実績がないとなかなか難しい。

-そんな中、かなり多くの依頼が貴社にあると伺いました。

そうですね。ありがたいことに日に日に増えてきましたね。
でも、もっともっとKYOSOテクノロジとしての実績を作っていきたいと思っています。

-なるほど、ありがとうございます。

今エレキ部門には何名くらいのエンジニアが在籍されているんですか?

今は6人ですね。うちお客様先の常駐しているのが3人です。

私は、デジタル分野で主にマイコン部分を担当しています。
プラス電源分野の設計をメインに担当している感じです。

-今後組織として、強化していきたいことはありますか?

まずは、KYOSOテクノロジとしてのコアな技術を持つことでしょうか?
電源ひとつとってもまだまだやれる余地はある。
会社として、強みである分野を増やしていってお客様に提供できることを増やしていきたいです。

あとは社内の設備を整備することですかね。
個人的には自社製品を提供できるくらいの会社になり、
メーカーとして、技術を集約して新たな実績と信頼を作れるようになりたいです。

これは、新入社員の教育にも活かせるようになると思っていて。
また既存のメンバーはじめ、自分はどんなエンジニアになりたいのか?
どんな技術を身につけたらいいのか?
中長期的に自分を見つめ、
KYOSOテクノロジ内でスキルアップできるような環境になればと思っています。


現状は、様々な案件を経験できる一方、
裏を返すと経験やスキルは広く浅くなっているので、
もっと深く技術を習得できるような土壌を作りたいと思っています。

-なるほど、ありがとうございます。

ありがとうございました!